6月4日、橋本市の紀の川にかかる恋野橋をわたり、中将姫の伝承地を歩きました。中将の森で昼食をすませて、更に南へ、あじさい園に向かって歩きました。
あじさい園の傍に大きな池があります。残念ながら紫陽花の開花には少し早かったようです。
池の傍でトイレ休憩です。
足元に山野草。ニワゼキショウですね。
黄色い花。
あじさい園から西へ、少し山手に入ると、旧道があり、社がありました。琴平神社です。
白い花が沢山ついてます。
民家に沿った旧道を下ります。白い花はホタルブクロですね。
ここにも白い花。今の季節は白い花が多いと感じました。葵の仲間でしょうか。
ノアザミは白ではなかったですね。
遠くに隅田の山並が見えています。
「糸の細道」の標識があったので、入ってみました。細くて雑草の生い茂った、道なき道をかきわけて歩きます。
ここは雑草が少ないですが、このあと、また雑草の中を歩きました。
去年川(こぞがわ)大橋。自動車道と合流しています。石碑があります。
石碑の右手、数十メートルの所に雲雀山の石碑があります。
中将姫 Princes Chujo
中将姫は747年に生まれて775年に死んだとされる伝説の女性です。彼女の母は5歳の時に亡くなり、父、藤原豊成は再婚して、継母に育てられました。
Princess Chujo is a legendary woman who was born in 747 and died in 775. Her mother died when the princess was five and her father, Fujiwara Toyosnari, remarried. Princess Chujo was taken care her step mother.
中将姫は才能にすぐれ、やさしい性格の美しい人でしたが、継母は彼女の才能をねたみました。あるとき、天皇の前で音楽を演奏して、中将姫は褒められ、継母は太鼓を失敗しました。
Princess Chujo was very skillful, warm hearted and beautiful but the step mother jealous of the princess's skills. They performed music in front of the emperor and the princess was praised by the emperor but the stepmother made mistakes playing the drum.
継母は饅頭の中に毒を仕込みますが、彼女の実の息子が食べてなくなります。継母の怒りは頂点に達します。中将姫は宮廷を逃れて、尼として生きました。中将姫にまつわる伝説の地が、奈良県當麻町、和歌山県の橋本市と有田市の3か所にあります。
Then the stepmother put the poison inside a sweet bean cake but her real son ate it and died, not the princess. The step mother's anger reached its peak. The princess escaped the palace and lived as a nun. There are three legendary locations where she lived, which are Taima town in Nara , Arida city and Hashimoto city in Wakayama respectively.
この日は橋本市の恋野を訪ねました。中将の森で昼食をとって、雲雀山に行きました。雲雀は高く舞い上がったと思えば、急に降りてきて野原に隠れるので、中将姫を象徴する鳥とされています。この近くに「中将倉」と呼ばれる姫を守った人と暮らしたと言われる洞窟がある絶壁があります。
We visited Koino today in Hashimoto city. At "Chujo no mori" or "the forest of Chujo" we had lunch then we visited "hibari yama" or the "skylark's hill". The skylark is the bird that symbolize the princess because she flys very high above and descend quickly and hide in the field. There is also a place "Chujo's cliff" where it is called that the princess hid in a cave on the cliff with her supporters near by. ( by Yasuo)
木立におおわれた道。この道を歩かずに、細い道を下ります。
道路の左手に大きな石。
去年川の傍に小さな祠があります。地蔵菩薩が祀られています。
去年川にかかる橋は「いとの懸け橋」と呼ばれています。
この道は中将姫が蓮の茎の糸で曼荼羅(国宝)を織ったことから、糸の細道と呼ばれています。
中将姫説明板
糸の懸け橋の説明板
去年川。急峻な崖の間を川が流れています。
橋の右側の如来像
「糸の懸け橋」で集合写真です。このあと、橋本五条線を歩き、恋野橋経由、隅田駅に戻りました。
隅田駅の近くに地元の社があり、琴平神とミズハメ神を祀っていました。どちらも水の神さまです。紀の川の氾濫がないようにと祈ったのでしょうか。
民家のならび田圃のあぜ道を通って隅田駅に向かいました。大きなサボテンが生育していました。